以前、購入して初期不良で返品したマイクロインバーターですが、1ヶ月ほど経過してやっと手元に戻ってきましたが、既にハイブリッドインバーターを入手したため、動作確認もせず放置されていました。
マイクロインバーターとは、ソーラーパネルで発電した電力を、グリッド(コンセント)から入力された電圧よりやや高めの電圧に変換し、入力された周波数周期に同期させて、グリッド(コンセント)へ逆出力する装置です。
逆潮流対策がされていない為、自家消費できない分の電力は財産分岐点を逆流し、電力網へ流れてしまいます。
※グリッド入力ケーブルを国内100V用コンセントプラグに変換されたものを、某バッテリー専門店がプラグインソーラーと謳っている。
↑ 正式なメーカーサイト
初期不良となった理由は、アプリ上で出力電圧が約230Vとなる。
また、動作が不安定で出力が落ちていくという。。。( ;´・ω・`)
しかも温度は65℃と真夏でもないのに許容範囲ギリギリだし・・・
一応コンセント電圧を測定すると100V前後なので、家電機器に影響はないんですけどね・・・
2台のスマホで確認しても結果は同じで、ハード側の問題なのは明らかで、個人的には出力が低下する方が深刻だったので、ショップさんに初期不良を訴えていたのですが・・・なかなか対応してくれないショップさんに訴えること約1ヶ月…ショップさんが返品修理を承諾したので、即返品しました。
しかし、1ヶ月経っても音沙汰なく、修理するか新品交換するのかもハッキリしない為、痺れを切らしてショップさんに連絡をしたら、即日新品が送られてきました…
その後、暫く放置されていたマイクロインバーターですが、久しぶりに動作確認のためソーラーパネルを接続してみた。
スマホにクラウドインテリジェントをインストールして、マイクロインバーターを登録し、動作確認。
出力電圧120V。。。( ;´・ω・`)きっと海外仕様なんだろう…
せっかく天気も良いし気を取り直して、このまま発電させようと思い放置し、アプリで発電量を眺めていたところ…
マイクロインバーター出力が300W付近に達した瞬間…
停電・・・( ´;゚;∀;゚;)イヤナヨカン
よく考えてみたら、ハイブリッドインバーターに接続されたコンセントからマイクロインバーターに電源供給していました・・・
以前知恵袋に
マイクロインバーターを停電時に使用できるか?
という質問に対してインバーター出力で騙せそうって回答を見かけましたが…
実際どうなるかやった人は居ないみたいなんですよね…( ;´・ω・`)
どこにもそういった記述は見当たらず・・・疑問はありましたが・・・
身をもって体験できました。
ハイブリッドインバーターは逆潮流により、過負荷保護装置が働きインバーター出力を停止。
電源供給が断たれ、マイクロインバーターも機能停止。
ちゃんと保護装置が機能していたのでどちらの機器も壊れず済みましたが、インバーターから逆充電はできないという証拠ですね。
結論的には、プラグインソーラー(マイクロインバーター)は、自家発電では使えない。
※動作はするけど使用負荷以上に発電すると、インバーターの方が停止するか壊れるって事で、発電した電力を蓄電できないので現実的ではない( ;゚皿゚)ノシ
オフグリッドにも使えるプラグインソーラーって、某バッテリー専門ショップは謳っていますが、
オフグリッド目指す、我が家ではプラグインソーラーは使えねぇわ・・・(゚Д゚)ノ⌒・
ちなみに、出力電圧が120Vだったのは…
ハイブリッドインバーターの設定出力電圧がリセットされて120Vになっていた為…( ´;゚;∀;゚;)
家電壊れなくて良かった…
ある意味これのお陰で出力電圧が変わっていたことに気づけた( ;´・ω・`)
節電目的でマイクロインバーターを使用する場合は、逆潮流対策をすることが重要
DIYレベルでは大変ですけどね・・・
自家消費できる電力量以下に発電量を調整するしかありませんから・・・
逆潮流対策されたグリッド・タイ・インバーター(GTI)も存在しますが、コスパ考えるとハイブリッドインバーターを購入した方がよいと思います。
ちなみに、現在の電力計はスマートメーターで、随時計測データを送受信しています。スマートメーターだと逆潮流をしっかり計測するので、こっそり使っても電力網に流れたら、電力会社にバレます…
電力会社の機嫌を損ねれば、いつでも遠隔で電気を止められるってことを覚えておいた方がいいですよ。