これまでの経緯
ハイブリッドインバーターの故障①前兆
現在時刻の遅れ発生・・・12月初旬
⇩
ハイブリッドインバーターの異常による被害
時刻の遅れによるAC充電制限・・・12月末
⇩
ハイブリッドインバーターによるAC充電実施
電欠からの蓄電池復帰・・・1月中旬
※蓄電池のファームウェア更新等の作業の為、実施期間が長くなっています…
⇩
ハイブリッドインバーターの故障②初期
AC入力電流の異常なハンチング発生・・・1月下旬
⇩
ハイブリッドインバーターの修理・・・計画
故障原因と故障箇所の推定・・・2月初旬
ココからが今回の記事
前回ターゲットとなる部品と数量を拾い出したので、必要な部品を購入したのですが…(;´・ω・)
今回取り替えるのは、まず表面実装(SMD)の3RK35V100μF

3Rはロット番号でKが型式だとすればコイツが該当する…
Samyoung BDS35V100μF

低ESRでもない105℃の電解コンデンサのようで…
φ6.3は1000時間の耐久性しかない・・・
こんなものを一番の熱源のACコイル直上に配置するとは…(;´・ω・)
購入品は、Panasonic EEEFT1V101AP ・・・20個 ¥1618

3RK35V100μFの実寸はφ6.3×8mm
購入したEEEFT1V101APの寸法はφ6.3×5.8mm
寸法的には特に問題ない
今回は印字通り35V100μFを購入したが、PanasonicのFTシリーズであれば50V100μFも同じサイズなので、スペック的にも許容リプル電流が大きくインピーダンスは低くなるので発熱が抑えられ、50V100μFを購入した方が耐久性が向上すると思う。
35V100μFでも3RK35V100μFの倍の耐久性
実装されている3RK35V100μFのデータシートをよく見ると…

寸法はφ8x10となっているのだが…
実寸から見れば全く別物(;゚Д゚)
どちらかと言えば25V100μFの可能性が高い…
基本的に定格電圧を下げることは有り得ないが、熱耐性を上げるために25V⇒35Vとした設計であれば、スペック詐欺で25V品を使用していても不思議はないし、他のゲートドライブで使用されている電解コンデンサが25Vなので、コイツも25V定格であれば問題ないとも言える…推測
ついでに他の電解コンデンサも交換するつもりなので・・・
コントロールボードや、ACコイル付近に実装されている
Samyoung NXA 25V220μF105℃

実寸はφ8×12.5mm
購入品はニチコン UHE1E221MPD ・・・20個 ¥2180

こちらも寸法的には問題ないのだが…
Samyoung NXA 25V220μF105℃

25Vに220μFのラインナップが無い…(;´・ω・)
こいつは完全に模造品ですね…
サイズから考えると恐らくNXCの25V220μFと思われる
NXAをNXCへグレードダウンしてラベルだけNXAにしたと考えるとしっくりする…
耐久性は、NXAで6000時間、NXCで2000時間
対してニチコンのHEシリーズは7000時間♪
続いては100V系のゲートドライブや冷却ファンや通信I/Fボード上に実装されている
AISHI RZ 25V470μF105℃

こいつは中国産なので模造品なんてことは無いと思うが…(;´・ω・)

実寸はφ8×16.5mm・・・(;´Д`)
φ10×12.5mmって・・・全然違うやん⊂⌒~⊃。Д。)⊃
実寸から見ると25V390μFなので単純に容量ダウンでしょう…
購入品は Panasonic EEUFR1E471 ・・・30個 ¥2349

肝心な直径が合わん…(ノД`)・゜・。
こいつはコスパだけで決めてしまった当方のミスですね…
寸法を考慮した代替推奨は
日本ケミコン EKY-250ELL471MH20D 7000時間
Panasonic EEUFM1E471L 4000時間
φ10の製品が一般的なので要注意ですね…
次はメインボード上部に点在している黄色いやつ
Samyoung NXH 35V100μF105℃


実寸はφ6.3×12mm
仕様寸法はφ5×15mmこれも模造品か・・・
こちらは逆に仕様よりも寸法が大きくなっているので、容量ダウンではなくKMG等2000時間へグレードダウンの可能性が高い・・・
購入品は
Rubycon 35ZLH100MEFC6.3X11 ・・・6個 ¥288

※元々Rubycon製ZLHが使用されているPV拡張ボードの35V100μFは交換対象外
ただ模造品の可能性はあるので、購入品を見て見極めたい…
今回購入したコンデンサは以上だが、他のコンデンサのスペックも調べてみた…
・Samyoung NXH 50V100μF105℃
実寸φ8×12.5mm
φ6.3×15と、こちらも仕様よりも寸法が大きくなっているので、容量ダウンではなくKMG等2000時間へグレードダウンの可能性が高い・・
交換推奨 Rubycon 50ZLH100MEFC8X11.5
・Samyoung TDA 63V4700μF105℃
実寸φ22×48mm

4700μFって印字はあるが寸法的には3300μFと思われる…
ただ、φ25が一般的で・・・φ22で代替品は
交換推奨
ニチコン UVY1J472MRD(4700μF)
日本ケミコン EKMH630VSN332MP50S(3300μF)
・Samyoung NFK 200V100μF105℃
実寸φ12.8×30mm

容量重視なら日本ケミコン EKXJ201E□□221MK45S(40S)
100μFなら日本ケミコン EKXJ201ELL101MK25S
・Samyoung NFA 500V68μF105℃
実寸φ16×48mm

これはほぼスペック通りだが・・・
国産で500V品はなかなか見つからずハードルが高い…
・Samyoung NFA 500V83μF105℃
実寸φ18×41.5mm
83μFという規格自体が無く82μFが一般的
上の表でわかるように500V83μFのラインナップが無いし、寸法も該当がない
そう考えるとスペックダウンでNZE辺りの68μFと83μFの寸法がしっくりくる…
こちらも国産で500V品はなかなか見つからずハードルが高い…
・Samyoung TLC 500V470μF105℃
実寸φ35×60mm

500Vに470μFのラインナップは無く、実寸からすると500V330μFと言える
代替推奨としては、ニチコン ELXS501VSN471MA60S
※今回代替案はド素人基準なので参考程度にしてください…
この調査で分かったことは、ハイブリッドインバーターに使用されている電解コンデンサは殆どが表記の物とは違うということが判りました・・・
実質2000時間程度の寿命品質でしかないので、国産パワコンに比べたら雲泥の差だということは一目瞭然・・・
腕に自信があるなら保証が切れたと同時に電解コンデンサの総交換を実施する事をオススメします(=゚ω゚)ノ