趣味のお部屋

やってみたいと思ったことが趣味…それを極めたらプロかな?

ハイブリッドインバーター使っている人は必見!|д゚)…遠隔でハイブリッドインバーターの設定変更してみました♪

先日より、SmartESSよりもDessmonitorの方を主に使用しています。

スマホの方でも使用できますし♪

遠隔ON/OFF操作もこっちを使用した方が、手間は少ないですからね。

 

⇓ Dessmonitor

⇓ Dessmonitorについてはこちらを参照

msn-06s.hatenablog.jp

 

データがExcel形式でDLできるので、早速今年分のみDLして詳細を検証してみました。

まず、月間レポートは期待外れで、データ項目は1ヶ月分の項目があるにも関わらず、トータルの発電量と消費量のデータしかありません…

中身スカスカの詐欺と同じですね…(#゚Д゚)ノ

 

年間レポートは各月々のデータが計上されています。

とりあえず年間データはサーバーがあるうちに全てDLしておきました。

記録されているデータは、発電量と充電量と放電量ですね。

 

デイリーレポートは1時間単位でデータが計上されています。

このデータがあれば、電力消費量が時間単位でわかるので、時間帯別の我が家では完璧な経済効果の算出が可能ですね。過去のデータを入手しようと思うとDLするのが大変ですけどね…

 

リアルタイムレポートはSmartESSで表示されるデータと同じと考えてよいでしょう。

ちなみに、レポートを期間指定でDLする機能があるのですが、エラーが出てDLできません…( ´Д`)=3

 

 

次に、DessmonitorのDebugを使用してみました。

ちなみにデバッグ機能はSmartESSの方にも実装されていますが、操作性はPCの方が上ですね。

ハッキリ言って、コマンドが判らなければ全く使えないです…( ;´・ω・`)

 

そこで役に立つのがiPowerですね♪(*´艸`*)

⇓ iPowerについてはこちらを参照

msn-06s.hatenablog.jp

iPowerのCOMMUNICATIONを使用してコマンドを解析します。

CONFIGUREで設定データを読み書きすると、COMMUNICATION画面にコマンドとデータが表示されます。

 

send⇒送信

receive⇒受信

 

つまり、ここで得た送信されたデータをデバッグで送信し、同じ受信データを受信すれば、ハイブリッドインバーターとのデータ送受信が、このデバッグで可能となるってことです。

 

iPowerからのデータの一部を取り上げてみると

send(0xE01B):01 03 e0 1b 00 01 c3 cd

receive(0xE01B):01 03 02 00 7b

 

01 ⇒ 機器コード

03 ⇒ ファンクションコード

e0 1b ⇒ レジスタのアドレス

00 01 ⇒ レジスタの番号

c3 cd CRCチェック

 

に対して

01 ⇒ 機器コード

03 ⇒ファンクションコード

02 ⇒ バイト数

00 7b ⇒ レジスタ

が返ってきます。

 

ちなみにこれはハイブリッドインバーター設定4の設定値データを読み込んだもので、

00 7b ⇒ 10進数に変換すると 123になります。

このデータを4/10倍したものが設定4の設定値になります。

123×4/10⇒49.2≒49.2V

 

4倍する理由はデータが12V基準なので、48V基準に換算している為です。

24VシステムのHF2430U60-100であれば2倍で、

48VシステムのHYP4850U100-Hであれば4倍なので、この場合iPower上では12.3Vと表示されています。

また、小数点を16進数で表記できない為、×10倍で計算しており、10で割る必要があります。

 

これで設定4の設定データを読み込むコマンドが

01 03 e0 1b 00 01 c3 cd

とわかったので、Dessmonitorのデバックでコマンドを打ち込んでみます。

01 03 02 00 7b f8 67

とデータが返ってきました。

00 7b

というデータがあるので、設定4のデータを読み込んだことが確認できました。

f8 67 CRCチェックです。

 

ただ肝心なiPowerがアップデートされないので、HYP4850U100-Hの全てのコマンドを解析する事ができないんですよね…。゚(゚´Д`゚)゚。

 

とりあえず、HF系と共通な設定1~39までは何とかなりそうです。それ以降の設定については資料もなく、iPowerでもサポートされていないので不明ですね。

 

実はコマンドコードやアドレスに関する資料は既に入手しています(*´艸`*)

Modbusと呼ばれるもので、デバッグ画面から任意のデータを打ち込めばSmartEssで読み出しているデータの読込みや設定データの書込み、ファームウェア書込み等、リセット、オンオフまでできてしまうことが判ります。

 

ただ、データ書込みの際はCRC値が必要となるので、安易に変更とはならず、ここでiPowerが必要となります( *・ω・)ノ

iPowerで読み書きした際のコードに付属するCRC値が必要ということですね♪

当然書込みの際は変更するデータによってCRC値は変わってしまうので、必要なデータ時のCRC値が必要となります。

ハイブリッドインバーターもソフト面まで手を延ばすと、なかなか奥が深いですね。

 

一応CRCチェックの資料も入手しているのですが…理解力がなくて(;´∀`)

 

アドレス関連については

00 xx ⇒プロダクトインフォエリア

01 xx ⇒ コントローラーエリア

02 xx ⇒インバーターデータエリア

df xx ⇒デバイスコントロールエリア

e0 xx ⇒バッテリー パラメーターエリア

e2 xx ⇒ インバーターパラメーターエリア

f0 xx ⇒ 電力情報エリア

f8 xx ⇒ 障害情報エリア

って感じですね

 

実際にDessmonitorのデバッグ機能から、ハイブリッドインバーターの設定変更を行ってみました♪

 

実験台にHF2430S80-Hを使用(*´艸`*)

 

一番変化の判りやすいインバーター出力電圧の変更を遠隔操作でやってみました♪

 

ちなみに、この機種の出力設定は設定38

200V、208V、220V、230V、240V

だけです。

 

iPowerは任意の電圧に変更可能なので195V、200V、205V、208Vの書き込みデータを採取

195.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 07 9e e6 8e

200.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 07 d0 66 ba

205.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 08 02 e3 17

208.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 08 20 63 0e

 

195.0Vのコード内容は

01 ⇒ 機器コード

10 ⇒ ファンクションコード

e2 80 ⇒ レジスタのアドレス(設定38)

00 01 ⇒ レジスタの番号

07 9e ⇒ レジスタ値(1950)

e6 8e CRCチェック

 

DessmonitorのDebugで、このデータを打ち込んで…実行

結果は動画にしてみたので確認可能です。

youtu.be

 

 

今のところコマンド配列をコピペするしかできないですが、頭の良い人は自分でソフトやアプリ作ってやれそうですね(;´∀`)