先日より、SmartESSよりもDessmonitorの方を主に使用しています。
スマホの方でも使用できますし♪
遠隔ON/OFF操作もこっちを使用した方が、手間は少ないですからね。
⇓ Dessmonitor
⇓ Dessmonitorについてはこちらを参照
データがExcel形式でDLできるので、早速今年分のみDLして詳細を検証してみました。
まず、月間レポートは期待外れで、データ項目は1ヶ月分の項目があるにも関わらず、トータルの発電量と消費量のデータしかありません…
中身スカスカの詐欺と同じですね…(#゚Д゚)ノ
年間レポートは各月々のデータが計上されています。
とりあえず年間データはサーバーがあるうちに全てDLしておきました。
記録されているデータは、発電量と充電量と放電量ですね。
デイリーレポートは1時間単位でデータが計上されています。
このデータがあれば、電力消費量が時間単位でわかるので、時間帯別の我が家では完璧な経済効果の算出が可能ですね。過去のデータを入手しようと思うとDLするのが大変ですけどね…
リアルタイムレポートはSmartESSで表示されるデータと同じと考えてよいでしょう。
ちなみに、レポートを期間指定でDLする機能があるのですが、エラーが出てDLできません…( ´Д`)=3
次に、DessmonitorのDebugを使用してみました。
ちなみにデバッグ機能はSmartESSの方にも実装されていますが、操作性はPCの方が上ですね。
ハッキリ言って、コマンドが判らなければ全く使えないです…( ;´・ω・`)
そこで役に立つのがiPowerですね♪(*´艸`*)
⇓ iPowerについてはこちらを参照
iPowerのCOMMUNICATIONを使用してコマンドを解析します。
CONFIGUREで設定データを読み書きすると、COMMUNICATION画面にコマンドとデータが表示されます。
send⇒送信
receive⇒受信
つまり、ここで得た送信されたデータをデバッグで送信し、同じ受信データを受信すれば、ハイブリッドインバーターとのデータ送受信が、このデバッグで可能となるってことです。
iPowerからのデータの一部を取り上げてみると
send(0xE01B):01 03 e0 1b 00 01 c3 cd
receive(0xE01B):01 03 02 00 7b
01 ⇒ 機器コード
03 ⇒ ファンクションコード
e0 1b ⇒ レジスタのアドレス
00 01 ⇒ レジスタの番号
c3 cd ⇒ CRCチェック
に対して
01 ⇒ 機器コード
03 ⇒ファンクションコード
02 ⇒ バイト数
00 7b ⇒ レジスタ値
が返ってきます。
ちなみにこれはハイブリッドインバーターの設定4の設定値データを読み込んだもので、
00 7b ⇒ 10進数に変換すると 123になります。
このデータを4/10倍したものが設定4の設定値になります。
123×4/10⇒49.2≒49.2V
4倍する理由はデータが12V基準なので、48V基準に換算している為です。
24VシステムのHF2430U60-100であれば2倍で、
48VシステムのHYP4850U100-Hであれば4倍なので、この場合iPower上では12.3Vと表示されています。
また、小数点を16進数で表記できない為、×10倍で計算しており、10で割る必要があります。
これで設定4の設定データを読み込むコマンドが
01 03 e0 1b 00 01 c3 cd
とわかったので、Dessmonitorのデバックでコマンドを打ち込んでみます。
01 03 02 00 7b f8 67
とデータが返ってきました。
00 7b
というデータがあるので、設定4のデータを読み込んだことが確認できました。
f8 67 ⇒ CRCチェックです。
ただ肝心なiPowerがアップデートされないので、HYP4850U100-Hの全てのコマンドを解析する事ができないんですよね…。゚(゚´Д`゚)゚。
とりあえず、HF系と共通な設定1~39までは何とかなりそうです。それ以降の設定については資料もなく、iPowerでもサポートされていないので不明ですね。
実はコマンドコードやアドレスに関する資料は既に入手しています(*´艸`*)
Modbusと呼ばれるもので、デバッグ画面から任意のデータを打ち込めばSmartEssで読み出しているデータの読込みや設定データの書込み、ファームウェア書込み等、リセット、オンオフまでできてしまうことが判ります。
ただ、データ書込みの際はCRC値が必要となるので、安易に変更とはならず、ここでiPowerが必要となります( *・ω・)ノ
iPowerで読み書きした際のコードに付属するCRC値が必要ということですね♪
当然書込みの際は変更するデータによってCRC値は変わってしまうので、必要なデータ時のCRC値が必要となります。
ハイブリッドインバーターもソフト面まで手を延ばすと、なかなか奥が深いですね。
一応CRCチェックの資料も入手しているのですが…理解力がなくて(;´∀`)
アドレス関連については
00 xx ⇒プロダクトインフォエリア
01 xx ⇒ コントローラーエリア
02 xx ⇒インバーターデータエリア
e0 xx ⇒バッテリー パラメーターエリア
e2 xx ⇒ インバーターパラメーターエリア
f0 xx ⇒ 電力情報エリア
f8 xx ⇒ 障害情報エリア
って感じですね
実際にDessmonitorのデバッグ機能から、ハイブリッドインバーターの設定変更を行ってみました♪
実験台にHF2430S80-Hを使用(*´艸`*)
一番変化の判りやすいインバーター出力電圧の変更を遠隔操作でやってみました♪
ちなみに、この機種の出力設定は設定38で
200V、208V、220V、230V、240V
だけです。
iPowerは任意の電圧に変更可能なので195V、200V、205V、208Vの書き込みデータを採取
195.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 07 9e e6 8e
200.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 07 d0 66 ba
205.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 08 02 e3 17
208.0V ⇒ 01 10 e2 80 00 01 02 08 20 63 0e
195.0Vのコード内容は
01 ⇒ 機器コード
10 ⇒ ファンクションコード
e2 80 ⇒ レジスタのアドレス(設定38)
00 01 ⇒ レジスタの番号
07 9e ⇒ レジスタ値(1950)
e6 8e ⇒ CRCチェック
DessmonitorのDebugで、このデータを打ち込んで…実行
結果は動画にしてみたので確認可能です。
今のところコマンド配列をコピペするしかできないですが、頭の良い人は自分でソフトやアプリ作ってやれそうですね(;´∀`)