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ハイブリッドインバーターの待機電力|д゚)チラッ

知恵袋でHF2430U60-100の内部消費電力についての質問がありました。

メーカーの回答は150Wとの事。

 

ちょっと気になったので調べてみました。

まず、計測機器は5000円くらいで購入したDC電流が測定できる安物マルチテスターで測定

⇑ テスターは未接続で-0.11Aと表示

0調整できないので、測定値から-0.11Aを差し引くしかありません。

 

まずはアイドル状態から。

AC入力、PV入力は無く、バッテリー接続し、インバーター出力時で、負荷が接続されていない状態です。

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⇑この時1.11Vなので、1.22Aとなります

バッテリー電圧は26.26Vなので、

消費電力:26.26V×1.22A⇒約32W


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しかし、BMS上では放電電流0.6Aと計測されており、測定値の半分ですね…( ;´・ω・`)

消費電力:26.26V×0.6A⇒約16W

※ハイブリッドインバーター2台接続しており、バッテリー側は2基放電している状態で、単純にバッテリー1基でハイブリッドインバーター1台分として見ています。

 

⇑ アプリ上ではバッテリー放電電流0.2Aと計測されています。インバーター電流は1.0Aで、負荷電力は5W…

放電電流で見れば消費電力:26.26V×0.2A⇒約5W

 

どれが正しいのでしょう…( ;´・ω・`)

 

次にスタンバイ状態(インバーター出力オフの待機状態)では、
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⇑ こちらは0.15Aなので、0.26Aとなります

消費電力:26.26V×0.26A⇒約5W

BMSでは0A…( ;´・ω・`)

 

メーカーの回答した150Wよりも省エネなんですが…

 

バッテリー容量で計算してみると…

バッテリーを100Ahとした時、

25.6V×100Ah⇒バッテリー容量2560Wh

 

まず、メーカーの回答する150Wの場合、

2560Wh÷150W⇒約17時間

これだと、無負荷で放置していても1時間あたり、SOCが約6%減少する事になります。

流石にここまで酷くは無いですね(;´∀`)

 

次に実測32Wの場合、

2560Wh÷32W⇒80時間

無負荷状態で1時間あたりSOCは約1.2%減少する事になります。

これが一番近い気はしますが…

 

次にBMS上16Wの場合、

2560Wh÷16W⇒160時間

無負荷状態で2時間あたりSOCは約1.2%減少する事になりますが、こんなに長持ちしないです(´д`|||)

 

次にアプリ上及びスタンバイ状態5Wの場合、

2560Wh÷5W⇒512時間

日数的には約21日

アイドル状態ではあり得ないですね。

スタンバイ状態で放置したことはありますが、流石に20日は持たないです。

 

どういう事なんでしょう…( ;´・ω・`)

 

安物マルチテスターなので精度が悪い可能性はありますが、ソーラーパネルの電流値から発電出力を求めると概ね正しいので、多少の誤差はあっても全くアテにならないわけではありません。

 

当方の現在使用しているバッテリーは、チェリーベルの25.6V100Ahを4並列接続しています。

このバッテリーは、充電時27.6Vあたりまで電圧が上がるとSOC100%となります。充電停止後は26.8Vくらいまで低下して落ち着き、26.2Vあたりまで下がるまでは安定しています。26.0V以下に下がると放電スピードが上がり24.4V付近でSOC0%となります。

チェリーベルバッテリーの場合、BMSが放電停止する電圧は17.6Vとされているので、SOC0%となってもバッテリー残量はまだ残っている事になります。

現に100%から0%に近い運用方法をしていましたが、インバーター使用電力量は公称蓄電池容量の8割程度だったので、それを考慮すると

アイドル状態:2560Wh÷32W×80%⇒64時間

2時間でSOCは3%減る計算なので、1日で約45%減る事になります。

スタンバイ状態:2560Wh÷5W×80%⇒409時間

1日で6%減る計算なので、1週間で約42%減る事になります。

 

ちなみにHF2430S80-Hの方も計測しましたが、消費電流はほぼ同じですね。

同じバッテリーに接続しているので、消費電力も同じとなります。

 

今までHF2430系を3台使用していたので、稼働時は約100W消費していたことになります。バイパス機能は使用せず過放電させてシステムダウンすると商用電力へ切替るようにしていたので、商用電力へ切り替わった後はハイブリッドインバーターが全く機能を停止しており、バッテリー消費はほぼありませんでした。

 

次期システムに使用するHYP4850U100-Hの方はアイドル状態で1A、スタンバイ状態で0.2Aで、電圧は52.59Vなので、

アイドル状態:52.59V×1A⇒53W

スタンバイ状態:52.59V×0.2A⇒11W

こちらは2台使用するので、稼働時は約100Wと今までと同等となります。

15.36kWh環境だと

15360Wh÷106W×80%⇒115時間

HF3台12.8kWで106時間なので、9時間分増加

蓄電池容量2.5kWh増えるのに…実際に増えるのは900Wh相当…( ;´・ω・`)

こちらは、シンプルにタイムスロット機能とバイパス機能を使用して運用する予定なので、バイパス使用時の待機電力も計測する必要があります。

 

バイパス電流も無負荷の状態で計測します。

まず、AC入力電流は0A

つまり、AC入力があっても電力供給源は蓄電池が優先されている事になります。

ただし、蓄電池が放電停止してもPV入力やAC入力があればシステムは維持されます。

設定1の優先設定が関係するかもしれませんが、AC優先ではまず使用しません。

 

では、バイパス出力時の消費電力は?( ;´・ω・`)

測定すると、スタンバイ状態での電流値と同じで0.2Aです。
つまり11Wってことになりますね。

 

バイパスへ切り替わると同時にインバーター機能は停止し、スタンバイ状態へ移行するようです。

インバーター出力時はPV入力があれば、PV入力が優先され蓄電池からの放電は止まります。

ソーラーパネルで60W程発電を始めると、バッテリーが僅かに充電され始めているので、HYP4850U100-Hの待機電力としては、約53Wと思って良さそうですね。

 

メーカーがいったというHF2430U60-100の内部消費電力150Wというのが、何か結局不明です…( ;´・ω・`)

DIY蓄電池欲しい人は楽天スーパーセール要確認。゚(゚´Д`゚)゚。

先月までに蓄電池3基購入しました(*ノ´∀`*)ノ

実質計54万円程…

かなり痛い出費でした(´д`|||)

 

 

しかし…

明日から始まる楽天スーパーセールで…

運が良ければ5kWhの蓄電池が実質17万円程で購入可能ですΣ( ゚Д゚)

 

内訳

販売価格⇒186998円

恐らくクーポン5%⇒約-9000円

通常ポイント⇒約6000円

SPU期間限定ポイント⇒マラソン、5の付く日等で約5000円~

3基購入しても実質約50万円も可能かと…( ´;゚;∀;゚;)

買い時間違えました…。゚(゚´Д`゚)゚。

 

購入考えている人はスーパーセールでまとめ買いした方が良いですね。

15kWhで50万円なので3.4万円/kWh以下はかなりお得と思います。

 

蓄電池のレビューの詳細はこちら

msn-06s.hatenablog.jp

 

msn-06s.hatenablog.jp

 

 

BAT-S48100試運転( *・ω・)ノそして3並列化♪

Lvyuan BAT-S48100について

中身はSRNE EOS-05と同じと思われます( *・ω・)ノ

SRNE製品は、LvyuanやRenogyやBLUESUN等の太陽光関連製品や蓄電池関連製品を取扱うメーカーへOEM供給している事や、オフグリッドDIYしている人にはお馴染みのメーカーなので、そこそこ信頼性はあるかと思っています(;´∀`)

 

まだ、これを使っている人の情報はあまり無く、とりあえず使ってみるしかないといったところですね。

 

本体については単なる蓄電池で、本体にWi-Fi及びBluetooth通信を内蔵しているので、アプリを使用してBMSから蓄電池の状態を確認することができます。

Bluetooth接続は、現状使用しているチェリーベルバッテリーも持っている機能ですが、近くじゃないと受信できないので物足りなさはあります。Wi-Fi接続で外出先から確認できるのは一番有難いですね(*´ー`*)

また、ハイブリッドインバーターと通信ケーブルを接続することによって、ハイブリッドインバーターを蓄電池のSOCで制御することが可能になります。

 

さて、Wi-FiアプリのSmart Life Smart Livingでは約30秒に1回の頻度でデータ更新します。

その為、蓄電池電源をONのままで放置すると計測されないくらいの電力が徐々に消費しています。といっても5.12kWhと容量がデカいのでポタ電よりはマシですけどね。

電源OFFの状態で放置なら、自己放電くらいで1週間で約0.2V程度減る感じですね。

電源ONの状態では2時間で約0.1V減る感じです。

 

BAT-S48x00本体とアプリのどちらも言えるのですが、充放電の表示がハイブリッドインバーターと逆になります。

ハイブリッドインバーター:充電時⇒マイナス表示、放電時⇒プラス表示

BAT-S48x00:充電時⇒プラス表示、放電時⇒マイナス表示

 

SRNE Monitoringアプリの方では通信プロトコル変更が可能で、パスワードを求められますが

パスワード 1357

で設定可能になります。

ハイブリッドインバーター側(RS485-2)のプロトコルと、蓄電池側(RS485インバーター)のプロトコルを同一にする必要があります。

また、通信ケーブルは単純にCat5eのLANケーブル(ストレート)で問題ありませんが、ハイブリッドインバーターのメーカーによって1,2をカットする必要があります。

BAT-S48x00には「どちらかのケーブルが付属」とマニュアルに記載されており、どっちのケーブルが付属しているかは全く運次第のようです( ´;゚;∀;゚;)

当方は2台が1,2カットケーブルが付属していて、1台が未カットケーブルでした。

 

通信ケーブルは、蓄電池と蓄電池間の通信はカットしていないケーブルを必要とし、ハイブリッドインバーターと蓄電池間の通信はメーカーによりカットが必要ということです。

①、⑬は蓄電池同士の通信ポート

⑩はハイブリッドインバーターとの通信ポートになります。

当方の場合はカットしていないケーブルが2本必要だったのですが…

テキトーなLANケーブルを代用( ´Д`)=3

↓ SRNE、lvyuan系ハイブリッドインバーターのRS485ピンアサイ

1・2が5V・GNDなのでカットが必要ということですね( *・ω・)ノ

 

さて、いよいよ並列接続する訳ですが…( ´;゚;∀;゚;)

まずは、各サーキットブレーカーの接続ですが、制御盤はまだ使用しているので、蓄電池ルームに板を仮固定し、各サーキットブレーカーを仮組みし、念入りに配線チェック(;´∀`)

↓ ケーブルが太いのでブレーカーを並べて設置ができません(;´∀`)

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続いて、各蓄電池の電圧を合わせます。

ちなみに各蓄電池の電圧は、

蓄電池①⇒前日に100%充電、53.72V

蓄電池②⇒先週に100%充電、53.53V

蓄電池③⇒先週に100%充電、53.39V

全ての蓄電池の電圧を同じにするには、電圧の大きい蓄電池の電源をONにして、放電量を増やします。

 

各蓄電池電圧53.39Vとなったので、今度はセル電圧を確認します。

蓄電池①…20mV⇒最高3.349V、最低3.329V

蓄電池②…30mV⇒最高3.357V、最低3.327V

蓄電池③…10mV⇒最高3.343V、最低3.333V

 

蓄電池③のセルは10mV以下なので、既にクリアしていますが、蓄電池①は10mVオーバー、蓄電池②は20mVオーバーとまだ電圧差の条件を満たしていません。

個々の蓄電池パッケージの電圧は同じなので、並列接続しても問題は無いと思いますが、蓄電池②のセル電圧差は気に入りません…(´д`|||)

ただ、電圧の低下と共にセル電圧の差は縮んでいるのは確かです。

 

各蓄電池電圧53.31Vでのセル電圧差

蓄電池①…13mV⇒最高3.341V、最低3.328V

蓄電池②…22mV⇒最高3.348V、最低3.326V

蓄電池③…7mV⇒最高3.337V、最低3.330V

 

電圧低下と共にセル電圧が揃うなら良いだろうと、全ての蓄電池のサーキットブレーカーをONにして、並列化完了~(*ノ´∀`*)ノ♪

本来は蓄電池の内部抵抗を揃える方が重要らしいですが、リチウムイオン対応の測定器が高価で…とても手が出ません(´д`|||)

何にしても長持ちしてくれれば言うこと無いです。

 

チェリーベルLFPバッテリーでの経験上、1ヶ月も使用すればサイクル数等に開きが出てくるので判ると思います。

また、今回は初期のセルバランスのデータまで保存しているので、その都度確認すれば劣化具合も判ると思います。

 

次は15kWhの容量が100%なので、放電テストを行います。

ハイブリッドインバーターへ電源供給し、23時よりL1回路に放電開始しました。

ハイブリッドインバーター起動と共に蓄電池①のSOCは99%となり、53.30V付近がSOC100%電圧になっているようですね。

朝8時の段階でSOC75%と殆んど減っていません。

容量的にはL1で使用していた7.68kWhの2倍の容量なので、当然でしょうね(;´∀`)

今日はパネルが公称出力超えしているので、14時過ぎには蓄電池①が100%となり、暫くして蓄電池②が100%となりました。ただ、蓄電池③はなかなか100%とはなりません。

↓ この日は過去最高の発電量を記録(*ノ´∀`*)ノ

24時間使用して放電を停止。SOC72%

HYP4850U100-Hを2台使用した場合は単純に倍消費するとしても、晴天であればSOC30%くらいになる予想

 

さて、気になる各蓄電池のデータを見ていきたいと思います。

↓ 蓄電池①

↓ 蓄電池②

↓ 蓄電池③

各蓄電池のBMSを接続しているので、当然各蓄電池のSOCや電圧は同じになっているのかと思いきや、全くバラバラです。
それでは、各データを見ていきます。

 

まず、ハイブリッドインバーターに表示されているSOCは72%で、どの蓄電池とも合っていません(;´∀`)

蓄電池①66%、蓄電池②78%、蓄電池③73%

(66%+78%+73%)÷3⇒72.3%

ハイブリッドインバーターでは3台の平均が表示されているようですね。

 

各蓄電池のセル電圧は

蓄電池①最高3.298V、最低3.296V⇒電圧差2mV

蓄電池②最高3.299V、最低3.294V⇒電圧差5mV

蓄電池③最高3.300V、最低3.292V⇒電圧差8mV

各蓄電池のセル電圧差は10mV以内で、特に蓄電池①は優秀と言えます♪ヾ(*・∀・)ノ

逆に蓄電池③は100%の時から同じような電圧差なので、一番安定しているとも言えます(*´-`*)

 

全ての蓄電池のセル電圧を見ても8mV差なので、SOCの数値に違いはありますが、セルバランスは正常範囲と言えます。

総合的に見れば、ちゃんとバランスが取れているようにも思えます。

100%時のセル電圧のバラツキから考えると、最大でも95%程度までの運用の方が蓄電池にとっては良い気がします。

また、各蓄電池をサーキットブレーカーの端子で接続している為配線抵抗の差なのか、内部抵抗の差なのかは判りませんが、蓄電池①に負荷が掛かりやすく、続いて蓄電池③、蓄電池②はあまり負荷が掛かりません。

 

蓄電池使用中のデータを見ても蓄電池①の電流値は他の蓄電池の倍流れており、3日間使用後のサイクル数も蓄電池①3回、蓄電池②2回、蓄電池③2回と蓄電池①だけ進んでいるので、定期的に蓄電池の接続順をローテーションした方が良さそうです。

 

セルバランス的には、良い感じだと思いますが、充放電バランスは崩れているようなので、この蓄電池は最大9並列可能とされていますが、実際9並列で運用できるのか疑問です。

 

 

ついでに、L2側で使用中のチェリーベルバッテリーのデータも見てみましょう。

こちらは、システム更新前に4並列化しています。

蓄電池①

蓄電池②

蓄電池③

蓄電池④

各蓄電池のSOC
蓄電池①67%、蓄電池②67%、蓄電池③68%、蓄電池④71%


各蓄電池の電圧

蓄電池①26.30V、蓄電池②26.27V、蓄電池③26.30V、蓄電池④26.29V

 

各蓄電池のセル電圧

蓄電池①最高3.295V、最低3.283V⇒電圧差12mV

蓄電池②最高3.287V、最低3.280V⇒電圧差7mV

蓄電池③最高3.292V、最低3.286V⇒電圧差6mV

蓄電池④最高3.290V、最低3.279V⇒電圧差11mV

蓄電池①と④が10mV以上となっています。

全蓄電池では最高3.295V、最低3.279V⇒電圧差16mV

 

各蓄電池のサイクル

蓄電池①400回、蓄電池②393回、蓄電池③397回、蓄電池④390回

蓄電池①~③は約1年1ヶ月使用したデータとなります。

蓄電池④は約1年使用したデータです。

※1年1ヶ月→395日で、毎日約10%→100%→約10%の充放電サイクルです。

 

総合的に考えるとセル電圧差が気になるところですが、上手くバランスが取れている気はします(;´∀`)

HYP4850U100-Hハイブリッドインバーター単体テスト( *・ω・)ノ

現在L1側のハイブリッドインバーターHF2430U60-100からHYP4850U100-Hに交換して、試験運用しています。

 

本来ハイブリッドインバーターは蓄電池を取り付けて使用するものですが、HYP4850U100-Hの機能の1つでバッテリー接続無しで動作させることができます(*ノ´∀`*)ノ

※SRNEのASF系やLvyuanのSPI系にも実装されている機能で、設定34TOLOAD(AC入力とPV入力を混合させて出力するモード)により、蓄電池を接続していなくてもエラー停止せずにPVで発電した電力を使用する事が可能です。

 

負荷が大きければ発電量も多くなり発電量が少なければグリッドから電力供給を受ける感じで、逆潮流しないパワコンと思えば良いですね。

当然、AC入力がなければ動作しないのでオフグリッド環境ではこのモードを使用できません。

↓ 蓄電池スイッチを遮断している為、蓄電池残量は無くなっています
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LCDで蓄電池電圧が57.1Vと表示されていますが、ハイブリットインバーターの蓄電池へ出力される電圧が計測されているだけであって、この時蓄電池はサーキットブレーカーで遮断しています。

PVで発電された電力がインバーターで交流に変換され、AC出力端子へ流されます。

ただ使用電力に合わせて発電量を調整しているので、余剰電力は全てカットされてしまいます(;´∀`)

↑ 15時過ぎにPV出力が減り、日没と共に買電されている事がわかります( *・ω・)ノ

ちなみに、午前中にBAT-S48100を1台(SOC31%)を太陽光でフル充電している間は、L1(HYP)は商用電力に切り替えており、13時過ぎからHYP単体によるインバーター出力へ切替えています。また、L2インバーター(HF2430U60-100)は10時以降から使用しており、200V負荷については現在商用電力のみで稼働しています。

HYPは5kW出力のインバーターですが、現状制御盤で3kWに入出力制限している為、3kW以上使用しなければ特に問題はありません。もし3kWを超えたら、サーキットブレーカーが過電流でトリップしてしまうだけです。

HYP4850U100-Hの機能をフル活用できないだけで、置換えは可能ですが、蓄電池無しの場合は今までの制御方法とは違い、ハイブリッドインバーターを使用している場合はAC入力を必要とするので、

・充電制御ON⇒インバーター出力ON

インバーター出力OFF⇒充電制御OFF

といった使用方法をとらないと、ハイブリッドインバーターの必要が無い時はハイブリッドインバーターの消費電力分を無駄に買電する事になります。

 

あくまでも蓄電池に異常があったりメンテナンス時で蓄電池が使用できない場合に、発電した電力を利用する手段と思ってよいと思います( *・ω・)ノ

 

 

電気室(仮)DIYリフォーム♪そして…(;´∀`)

我が家の電気室(仮)は元階段下収納なので、3mmのベニヤ仕上げで電気室に向かない構造をしています。

昨年の電気代高騰以来、ここにハイブリッドインバーターを設置し、ずっとこの状態で運用していましたが、流石にこのまま運用するのも火災時に延焼する危険性が高いので、システム更新のタイミングで電気室(仮)から電気室(風)にリフォームする事にしました(;´∀`)

 

受変電設備・蓄電池設備における室の仕様は、火災予防条例によって定められています。

↓ 火災火災予防条令の詳細はこちら

msn-06s.hatenablog.jp

蓄電池設備の対象となると、離隔距離や認定品使用などの制限がかなりあるので、一般住宅レベルでもムリなのにDIYレベルでは話にならないということです。

あくまでも蓄電池設備対象から除外されるように設置して、火災予防対策として部屋の仕様を変更しようというものです。

 

今回リフォームで求められることは

・壁、柱、梁、床、天井を不燃材で区画

・配線等の貫通孔は不燃材で処理

の2点ですね。

換気設備については既に設置しているので、今回のリフォームの対象ではありません。

 

現況は壁及び天井は300mmピッチの胴縁下地で、3mmのベニヤ仕上げです。

ハイブリッドインバーターも現状では1本の胴縁に固定しているだけなので、お世辞にも確固に固定されているとは言えません。

 

↓ Before 電気室(仮)※奥の制御盤下はLFP25.6V100Ahx5段ラック積みです
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まずは必要な材料の拾い出しから( *・ω・)ノ

蓄電池やハイブリッドインバーターを確固に固定できるように下地材と、電気室風にするため不燃材の仕上げを考えます。

 

不燃材に認定されているものと検討

・コンクリート⇒工期と手間がかかるので却下

・レンガ⇒部屋が狭くなるので却下

・瓦⇒部屋が狭くなるので却下

・陶器タイル⇒工期と手間がかかるので却下

・セメント板⇒ホームセンターにはないので却下

・ケイカル板5mm以上⇒候補

・金属⇒漏電・感電の恐れがあるので却下

・ガラス⇒施工が難しいので却下

モルタル⇒工期と手間がかかるので却下

・しっくい⇒工期と手間がかかるので却下

・石膏ボード12mm以上⇒候補

etc.

お手軽なのはケイカル板又は石膏ボードしか無いですね(;´∀`)

 

ただでさえ狭い室内なので、なるべく下地+仕上げ材の寸法を抑えたいという理由で以下に決定。

・天井

下地材⇒無し

仕上げ材⇒ジプトーン9.5mm(準不燃材)

・壁

下地材⇒構造用合板

仕上げ材⇒ケイカル板5mm(不燃材)

・床

今回は無し

 

天井もケイカル板で仕上げるべきですが、加工手間と後にダウンライトを設置する事を考慮して、今回は準不燃材のジプトーンにしました。

 

 

早速資材調達♪ヾ(*・∀・)ノ

資材は手っ取り早いホームセンターで購入です。

車がリーフなので、あまり重量積めないんですよね…

屋根にルーフレールを取り付けているので、構造用合板や長尺物は積載しています。

 

・ジプトーン8枚⇒1680円

・ケイカル板4枚⇒3200円

・構造用合板9mm2枚⇒2960円

 

とりあえずケイカル板と合板だけでも重量が50kg近いので、一旦帰って作業に入ります。

木材もPBも4年くらい前と比べるとかなり高くなりましたね…

※4年くらい前は二世帯住宅へDIYリフォームしていました(;´∀`)

 

↓ Before 電気室(仮)奥の物置スペース→次期蓄電池スペース
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まずは蓄電池スペースから。

 

1㎥もない狭い部屋なので、ジプトーンを既設天井に直貼り。見た目はどうでもいい場所なので、化粧ビスではなくコーススレッドビスで固定。

照明はダウンライトに変更するつもりですが、まだ購入していないのでとりあえず放置。

 

壁は構造用合板9mmを既設壁に直接捨て貼りし、ケイカル板5mmで仕上げ。

 

まぁ~なんといゆことでしょう~♪

 

↓ After 天井と壁を仕上げたところ(面倒くさいので無塗装仕上げです)
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素人DIYなので細かい部分は気にしてはいけません…

 

仮に蓄電池を並べてみました( *・ω・)ノ

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あ~蓄電池は既に3基目購入済みで15.36kWh分になっています。

 

次は電気室(仮)メインルームの方

構造用合板は購入した枚数では足りないので、追加購入しに走りました…がΣ( ゚Д゚)

構造用合板12mmセール⇒1枚1480円

前日に9mmの構造用合板を1枚1480円で購入Σ( ゚Д゚)

同じ価格なら12mmが欲しかったです…。゚(゚´Д`゚)゚。

というわけで、12mmを4枚追加購入。計5920円

 

こちらは蓄電池12.8kWhを収納したラックと制御盤やハイブリッドインバータの配線が張り巡っているので、かなり手間が掛かります( ;´・ω・`)

蓄電池は総重量100kg程です(;´∀`)

 

こちらも天井は、ジプトーンを既設天井の上から直貼り。

左側の壁は特に何も取り付ける予定がないので、200V用のハイブリッドインバーターを外して、下地材として9mmの構造用合板を既設壁に直貼り。

こちらのかべは最終的に何も設置しない予定なので、仕上げは後回しです。

残る2面は、一旦、全てのハイブリッドインバーターを撤去しないとどうにもならないのですが、停電作業では家族からのブーイングを受けてしまうので、制御盤内に設置してある切替開閉器で商用電源に手動切替してから作業開始( ´Д`)=3

制御盤内に切替開閉器が設置されている為、制御盤は撤去できず…制御盤内に設置したのはつくづく失敗だと痛感。゚(゚´Д`゚)゚。

配線が切り離せないので、作業は難航(´д`|||)

↓ 機器配置計画図

とりあえず奥の壁に取り掛かったのですが、新たな問題が…

元々、制御盤と壁の僅かなスペースに設けた換気扇なので、壁と天井の仕上がり寸法が変わった結果、元の位置に換気扇が取り付けられなくなりました(´д`|||)

仕方なく現在の換気口を潰し、新たに換気口を設置する事に…( ;´・ω・`)

下地は12mmの構造用合板で、仕上げは5mmのケイカル板です。

蓄電池スペースの壁と3mm程段差ができるので見切り材で処理。

換気口はΦ105mmで開口し換気扇を設置。

埋込コンセントにすると耐火処理が面倒なので露出コンセントを設置予定。

制御盤の設置予定位置に換気扇を設置したので、制御盤を下げることに…

 

右側の壁は、ハイブリッドインバーターを設置するので、配線が切離せないので配線口を一番奥に集約し、下地に12mmの構造用合板を貼りました。

それに合わせて5mmのケイカル板で仕上げ。

とりあえず奥のスペースだけ仕上がったので、機器を配置しました。

壁に設置していた照明(レセプタクル)は天井へ移動し、ダウンライトへ変更しています。

↓ After ※左側の壁はまだ仕上げていません。

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機器の再設置・再配線を開始してから約6時間(AM2:00)…全ての配線が終わったので、各ブレーカーの一次側の電圧が間違いないことを確認して…

 

200V用ハイブリッドインバーターの蓄電池ブレーカーを投入した途端…

 

バチバチッ…Σ( ゚Д゚)

 

ブレーカーから煙が出始めたので、慌ててブレーカーを遮断して何が起きたか確認…

 

よく見ると、ブレーカー二次側の配線がプラスマイナス逆接続していました(´д`|||)

接点が熔けて、左側は使えなくなりました。゚(゚´Д`゚)゚。

配線の色別確認大事ですね…

 

ハイブリッドインバーターの方は逆接続保護があるようなので、恐らく大丈夫だとは思いますが、動作確認できるまでは200V用ハイブリッドインバーターが使用できなくなりました。

とはいってもHYPに交換した場合は、100Aブレーカー2個で済む予定なので無駄にブレーカーを購入するつもりはありません。

 

とりあえず100V2台のハイブリッドインバーターの接続を再確認して再稼働。

↓  試験運用の為、HYP4850U100-Hを既に設置しています。
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また、制御盤を組み換える必要がある為、配線はグチャグチャのままです(;´∀`)

蓄電池の並列接続をブレーカー端子間で行う為、制御盤内でブレーカーを集約して結線する予定です。

HYPにシステム更新したいのですが、HYP用の入出力ブレーカーがまだ届いていない為、本設ができず蓄電池の並列化もできない状況です。

↓ HYP4850U100-HとBATS48100の稼働状況

残るは、手前側の天井と壁ですが、仮移設したHF2430U60-100と蓄電池ラックを撤去する必要があるので、システム更新をした後で施工しようと思います。