我が家の電気室(仮)は元階段下収納なので、3mmのベニヤ仕上げで電気室に向かない構造をしています。
昨年の電気代高騰以来、ここにハイブリッドインバーターを設置し、ずっとこの状態で運用していましたが、流石にこのまま運用するのも火災時に延焼する危険性が高いので、システム更新のタイミングで電気室(仮)から電気室(風)にリフォームする事にしました(;´∀`)
受変電設備・蓄電池設備における室の仕様は、火災予防条例によって定められています。
↓ 火災火災予防条令の詳細はこちら
蓄電池設備の対象となると、離隔距離や認定品使用などの制限がかなりあるので、一般住宅レベルでもムリなのにDIYレベルでは話にならないということです。
あくまでも蓄電池設備対象から除外されるように設置して、火災予防対策として部屋の仕様を変更しようというものです。
今回リフォームで求められることは
・壁、柱、梁、床、天井を不燃材で区画
・配線等の貫通孔は不燃材で処理
の2点ですね。
換気設備については既に設置しているので、今回のリフォームの対象ではありません。
現況は壁及び天井は300mmピッチの胴縁下地で、3mmのベニヤ仕上げです。
ハイブリッドインバーターも現状では1本の胴縁に固定しているだけなので、お世辞にも確固に固定されているとは言えません。
↓ Before 電気室(仮)※奥の制御盤下はLFP25.6V100Ahx5段ラック積みです
まずは必要な材料の拾い出しから( *・ω・)ノ
蓄電池やハイブリッドインバーターを確固に固定できるように下地材と、電気室風にするため不燃材の仕上げを考えます。
不燃材に認定されているものと検討
・コンクリート⇒工期と手間がかかるので却下
・レンガ⇒部屋が狭くなるので却下
・瓦⇒部屋が狭くなるので却下
・陶器タイル⇒工期と手間がかかるので却下
・セメント板⇒ホームセンターにはないので却下
・ケイカル板5mm以上⇒候補
・金属⇒漏電・感電の恐れがあるので却下
・ガラス⇒施工が難しいので却下
・モルタル⇒工期と手間がかかるので却下
・しっくい⇒工期と手間がかかるので却下
・石膏ボード12mm以上⇒候補
etc.
お手軽なのはケイカル板又は石膏ボードしか無いですね(;´∀`)
ただでさえ狭い室内なので、なるべく下地+仕上げ材の寸法を抑えたいという理由で以下に決定。
・天井
下地材⇒無し
仕上げ材⇒ジプトーン9.5mm(準不燃材)
・壁
下地材⇒構造用合板
仕上げ材⇒ケイカル板5mm(不燃材)
・床
今回は無し
天井もケイカル板で仕上げるべきですが、加工手間と後にダウンライトを設置する事を考慮して、今回は準不燃材のジプトーンにしました。
早速資材調達♪ヾ(*・∀・)ノ
資材は手っ取り早いホームセンターで購入です。
車がリーフなので、あまり重量積めないんですよね…
屋根にルーフレールを取り付けているので、構造用合板や長尺物は積載しています。
・ジプトーン8枚⇒1680円
・ケイカル板4枚⇒3200円
・構造用合板9mm2枚⇒2960円
とりあえずケイカル板と合板だけでも重量が50kg近いので、一旦帰って作業に入ります。
木材もPBも4年くらい前と比べるとかなり高くなりましたね…
※4年くらい前は二世帯住宅へDIYリフォームしていました(;´∀`)
↓ Before 電気室(仮)奥の物置スペース→次期蓄電池スペース
まずは蓄電池スペースから。
1㎥もない狭い部屋なので、ジプトーンを既設天井に直貼り。見た目はどうでもいい場所なので、化粧ビスではなくコーススレッドビスで固定。
照明はダウンライトに変更するつもりですが、まだ購入していないのでとりあえず放置。
壁は構造用合板9mmを既設壁に直接捨て貼りし、ケイカル板5mmで仕上げ。
まぁ~なんといゆことでしょう~♪
↓ After 天井と壁を仕上げたところ(面倒くさいので無塗装仕上げです)
素人DIYなので細かい部分は気にしてはいけません…
仮に蓄電池を並べてみました( *・ω・)ノ
あ~蓄電池は既に3基目購入済みで15.36kWh分になっています。
次は電気室(仮)メインルームの方
構造用合板は購入した枚数では足りないので、追加購入しに走りました…がΣ( ゚Д゚)
構造用合板12mmセール⇒1枚1480円
前日に9mmの構造用合板を1枚1480円で購入Σ( ゚Д゚)
同じ価格なら12mmが欲しかったです…。゚(゚´Д`゚)゚。
というわけで、12mmを4枚追加購入。計5920円
こちらは蓄電池12.8kWhを収納したラックと制御盤やハイブリッドインバータの配線が張り巡っているので、かなり手間が掛かります( ;´・ω・`)
蓄電池は総重量100kg程です(;´∀`)
こちらも天井は、ジプトーンを既設天井の上から直貼り。
左側の壁は特に何も取り付ける予定がないので、200V用のハイブリッドインバーターを外して、下地材として9mmの構造用合板を既設壁に直貼り。
こちらのかべは最終的に何も設置しない予定なので、仕上げは後回しです。
残る2面は、一旦、全てのハイブリッドインバーターを撤去しないとどうにもならないのですが、停電作業では家族からのブーイングを受けてしまうので、制御盤内に設置してある切替開閉器で商用電源に手動切替してから作業開始( ´Д`)=3
制御盤内に切替開閉器が設置されている為、制御盤は撤去できず…制御盤内に設置したのはつくづく失敗だと痛感。゚(゚´Д`゚)゚。
配線が切り離せないので、作業は難航(´д`|||)
↓ 機器配置計画図
とりあえず奥の壁に取り掛かったのですが、新たな問題が…
元々、制御盤と壁の僅かなスペースに設けた換気扇なので、壁と天井の仕上がり寸法が変わった結果、元の位置に換気扇が取り付けられなくなりました(´д`|||)
仕方なく現在の換気口を潰し、新たに換気口を設置する事に…( ;´・ω・`)
下地は12mmの構造用合板で、仕上げは5mmのケイカル板です。
蓄電池スペースの壁と3mm程段差ができるので見切り材で処理。
換気口はΦ105mmで開口し換気扇を設置。
埋込コンセントにすると耐火処理が面倒なので露出コンセントを設置予定。
制御盤の設置予定位置に換気扇を設置したので、制御盤を下げることに…
右側の壁は、ハイブリッドインバーターを設置するので、配線が切離せないので配線口を一番奥に集約し、下地に12mmの構造用合板を貼りました。
それに合わせて5mmのケイカル板で仕上げ。
とりあえず奥のスペースだけ仕上がったので、機器を配置しました。
壁に設置していた照明(レセプタクル)は天井へ移動し、ダウンライトへ変更しています。
↓ After ※左側の壁はまだ仕上げていません。
機器の再設置・再配線を開始してから約6時間(AM2:00)…全ての配線が終わったので、各ブレーカーの一次側の電圧が間違いないことを確認して…
200V用ハイブリッドインバーターの蓄電池ブレーカーを投入した途端…
…バチバチッ…Σ( ゚Д゚)
ブレーカーから煙が出始めたので、慌ててブレーカーを遮断して何が起きたか確認…
よく見ると、ブレーカー二次側の配線がプラスマイナス逆接続していました(´д`|||)
接点が熔けて、左側は使えなくなりました。゚(゚´Д`゚)゚。
配線の色別確認大事ですね…
ハイブリッドインバーターの方は逆接続保護があるようなので、恐らく大丈夫だとは思いますが、動作確認できるまでは200V用ハイブリッドインバーターが使用できなくなりました。
とはいってもHYPに交換した場合は、100Aブレーカー2個で済む予定なので無駄にブレーカーを購入するつもりはありません。
とりあえず100V2台のハイブリッドインバーターの接続を再確認して再稼働。
↓ 試験運用の為、HYP4850U100-Hを既に設置しています。
また、制御盤を組み換える必要がある為、配線はグチャグチャのままです(;´∀`)
蓄電池の並列接続をブレーカー端子間で行う為、制御盤内でブレーカーを集約して結線する予定です。
HYPにシステム更新したいのですが、HYP用の入出力ブレーカーがまだ届いていない為、本設ができず蓄電池の並列化もできない状況です。
↓ HYP4850U100-HとBATS48100の稼働状況
残るは、手前側の天井と壁ですが、仮移設したHF2430U60-100と蓄電池ラックを撤去する必要があるので、システム更新をした後で施工しようと思います。