趣味のお部屋

やってみたいと思ったことが趣味…それを極めたらプロかな?

停電して気付いた不具合(;´∀`)

早朝に蓄電池を充電しようと思い、ハイブリッドインバーターの商用電力を投入して暫くしたら停電しました(´д`|||)

 

原因は切替制御している電磁接触器の接点容量が35Aなので、その対策でサーキットブレーカーの容量を40A⇒30Aに変更した為です(´д`|||)

 

今までの制御

主幹3P40A⇒L1、L2、200V各30Aで分岐

現在の制御

主幹3P30A⇒L1、L2、200V統合

 

使用負荷

EV充電⇒15A

蓄電池充電⇒10A

待機電力⇒3A

エアコン⇒10A

計約38A=125%

約10~15分程度でトリップ

 

まぁブレーカー容量を小さくしていたので、停電するかも?とは思っていましたが、商用電力が停電したら、インバーター出力に切替すれば済むと思い、いつものようにスマホで操作してもインバーターに切替わりません…

 

現状の制御では商用電力が停電した場合、ルーター電源が落ちスマートプラグを制御できないという欠点に、今頃気付きました…( ´;゚;∀;゚;)

 

ハイブリッドインバーター本体では、バイパス出力とインバーター出力の切替を行っているので、蓄電池残量が無くならない限りは無停電環境にできるのですが、故障等でハイブリッドインバーター自体のシステムがダウンした場合は、停電となり手動切替で商用出力させる必要があります。

 

我が家では、当方が不在時に何らかのトラブルでハイブリッドインバーターがシステムダウンしても誰も対応できない為、システムダウンしても外部制御で商用電源へ切替するようになっています。その恩恵でハイブリッドインバーターの待機電力をカットして蓄電池の消耗を抑える事も可能ですが…商用電源使用時に停電すると、ハイブリッドインバーター出力がオフのままで全停電となり、ネット環境がダウンすることにより、インバーター出力用のスマートプラグの操作が遠隔で行えなくなります。

その結果、手動によるインバーター出力への切替が必要になってしまいます。

対策としては、ネット環境を無停電にするしかないのですが、インバーター出力を常時稼働させると待機電力だけで蓄電池が消耗してしまうので、あまり面白くありません。

 

ハイブリッドインバーターの待機電力⇒50W

悪天候の場合、日中8時間稼働させ残り16時間を商用電力から賄う時、15.36kWhの蓄電池容量の約10%の蓄電池を消耗します。

50W×2台×16時間⇒1.6kWh

1.6kWh÷15.36kWh⇒10.4%

5.12kWhの場合だと約30%ですね…

 

ハイブリッドインバーターの待機電力の検証記事はこちら ⇓

msn-06s.hatenablog.jp

更にルーターONUの待機電力も必要なので最低でも20%分の蓄電池容量を確保しておく必要があります。

しかし、現状の電力料金プランでは太陽光発電で充電した電力を使用する分には、何の問題もないのですが、天候が悪く蓄電池容量が無い場合、商用充電をしてまでコイツ等の電力を確保するのは得策ではありません…

 

そうなると、商用電力が停電した場合、強制的にインバーター出力へ切り替わるように

制御回路を再設計しないとダメです…。゚(゚´Д`゚)゚。

 

というわけで、商用電源が停電してもハイブリッドインバーターと同様で、強制的にインバーター出力するように制御回路を変更してみました。

簡単に回路説明すると…

インバーター出力は従来通りTP-LINKのP105でON/OFF制御をし、インバーター出力が停止した場合は強制的に商用電力に切替わります。

商用電力が停電した場合は、追加したRY2によって強制的にインバーター出力へ切り替わります。(自己保持回路の追加)

従来通りインバーター出力時は商用電源から出力できないように、また商用電源使用時はインバーター出力できないように、MS1及びMS2のNC接点で電気的にインターロック制御します。

 

結線図では電磁接触器二次側に出力用のサーキットブレーカーを設置していますが、インバーター出力の電磁開閉器一次側へ設置した方が、メンテナンス的には良いです。

 

先日、幸いにもS-2×N50(可逆型電磁接触器)の未使用品と3P50Aサーキットブレーカー2個の新品がヤフオクで出品されていたので、久しぶりにヤフオクで購入しました♪

 

購入を悩んでいたS-2×T65(65A)が3万円以上のコストに対し、S-2×N50(50A)未使用品が7000円程度だったので、速攻で落札させてもらいました♪

またブレーカーの方も新品2個で3000円と破格だったのでこちらも速攻で落札♪

⇑ S-T35に比べるとやはりデカイですね(;´∀`)

今回購入したS-2×N50(後継機種S-2×T50)は機械式インターロックも備えているので、インバーター出力と商用出力が混触しないように安全性がアップしています(*ノ´∀`*)ノ

 

⇓ before

まだ、つい先週改造したばかりですが…(;´∀`)

 

⇓ After
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⇑ 制御盤内に組み込んだら結構一杯となりました…

ついでにハイブリッドインバーターAC入力配線をCV8sqに交換しました。

KIVで盤内を配線すればキレイに収まるのですが、CV単心での配線なのでかなりゴチャゴチャしてます…(;´∀`)

 

今のところは、ハイブリッドインバーターのバイパス出力を使用する事は無いので、充電用の電磁接触器は35Aのままですが、またヤフオクで50Aか65Aの新品・未使用品が出品されていたら狙おうかと思います♪

また後日整線作業をしようと思います…

 

蓄電池を夜間充電しても使い方によっては損します|д゚)チラッ

msn-06s.hatenablog.jp


↑ ハイブリッドインバーターの待機電力についてはこちらの記事も参照してください。

 

まず、蓄電池からの消費電力は前回の記事で検証した通りで50W程度(HYP4850U100-H)で間違いはないと思います。

理由としては、無負荷状態の2台のハイブリッドインバーターのPV入力が計100Wを超えると蓄電池の電圧が増え始めるからです。

システム電源の優先順位としては、PV⇒蓄電池⇒ACの順ですね。

ただ、これはPV1ST設定にしている為、設定次第では優先順位が変わる可能性もあります。それらの検証は、また暇があればやってみようと思います( *・ω・)ノ

 

問題は、AC入力からの消費電力で、バッテリーが低電圧で使用できなくなった場合、AC入力のみの稼働になります。

この場合、システム内部がDC回路となっている為、AC⇒DCへの変換ロスが発生します。

↓ AC入力電流※負荷出力無し
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AC入力電流1A、AC入力電圧100V⇒100W

↓ DC入出力電流
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DC入出力電流0A(0調整できました)


ハイブリッドインバーターHYP4850U100-Hの待機電力がACの場合は100W(AC100V×1A)となり、蓄電池の場合は50W(DC50V×1A)で、蓄電池よりの商用電力で稼働する方が消費電力が大きいです。

前回は蓄電池から電力供給を受けている状態での測定値だったので、AC入力電流は0Aとなっていましたが、今回は低電圧でAC電源からシステムに電源を供給している状況での測定結果です。

 

また、商用電力からAC充電を行う場合の消費電力についての検証をしました。

AC充電の際も、AC入力からシステムに電力供給するようで、充電電力に上乗せされています。

↓ L1側AC充電時
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電圧AC101.4V

電流9.87A

 

↓ L2側AC充電時
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電圧AC103.1V

電流9.45A

 

↓ 蓄電池側充電時データ

電圧DC51.38V

電流27.86A(蓄電池1⇒10.96A+蓄電池2⇒8.73A+蓄電池3⇒8.17A)

 

※充電電流30A(HYP4850U100-H 設定28:15A)設定時

L1側入力電力 101.4V×9.87A⇒1001VA

L2側入力電力 103.1V×9.45A⇒974VA

AC入力電力1001VA+974VA⇒1975VA≒2000VA

充電電力 51.38V×27.86A⇒1431W≒1500W

変換損失2000VA-1500W⇒500W

 ≒HYP4850U100-H 1台あたりの損失⇒約250W

 

システムの消費電力が100Wなので、充電電力のAC-DC変換損失は150Wといったところでしょうか?( ;´・ω・`)

仕様上ではACモードの効率95%と記載がありますが、充電時の損失を見る限りでは75%ですね…待機電力だけで考えても効率90%…

何の効率なのかよくわかりません…(´д`|||)

 

 

続いて我が家の電力料金単価で考えると…

デイタイム34.06円

ホームタイム⇒26.00円

ナイトタイム⇒16.11円

※令和6年4月以降の中部電力Eライフプランの単価です。

 

ナイトタイムに30Aの充電電流で8時間充電し、ホームタイムで8時間放電した場合、

買電消費電力は、2000VA×8時間⇒15.8kWh

充電される電力量は、2000VA×75%⇒11.8kWh

充電時の損失は11.8kWh-15.8kWh⇒-4kWh

更に放電時にハイブリッドインバーターの消費電力が2台で100W消費する為、0.1kW×8時間⇒-0.8kWh

使用できる電力は11.8kWh-0.8kWh⇒11kWh

 

ナイトタイムとホームタイムの金額差は26.00円-16.11円⇒9.89円で、11kWh×9.89円⇒約108円の経済効果がありますが、損失電力が-4kWh+-0.8kWh⇒-4.8kWhあるので、実際の経済効果は-4.8kWh×16.11円⇒-77円なので、108円-77円⇒1回あたり31円となります。

タイムシフトの場合は、使用する電力量が損失分増えてしまうので、4.8kWh分の燃料費調整単価や再エネ賦課金単価が余分に計量されてしまいます。

令和6年4月だと1.3円なので、-4.8kWh×1.3円⇒約6円

31円-6円⇒25円…ホームタイムを頑張ってタイムシフトしても1日1kW相当分の節約にしかなりません。

 

30日×25円⇒750円

 

蓄電池のサイクルを浪費して1ヶ月750円程度の経済効果を得るよりも、蓄電池のサイクルを30回温存して毎日1kWh程度の節電を心掛けた方が良いですね…(;´∀`)

 

1ヶ月750円の経済効果で、20年間約18万円となりますが、太陽光の充放電もプラスされるので蓄電池サイクルは1万回以上となり、寿命的に終わっています

商用充電しない場合は、20年間で蓄電池サイクル7300回節約できるので、太陽光のみで充放電していれば4000回程度となるので、更に10年程は使用可能と言えます。

燃料費調整単価も5月以降はプラス水準に移行しそうですし、5月に再エネ賦課金単価が3.49円となるので一昨年並みの水準ですね…

デイタイムは34.06円-16.11円⇒17.95円

11kWh×17.95円-77円⇒120円なので、まだ良いですが、5月以降ホームタイムをタイムシフトすると燃料費調整単価次第では赤字になってしまいます。

 

今後は、太陽光発電容量を増やして極力買電せずに満充電できる環境にした方が節約できますね…(´д`|||)

 

 

蓄電池BAT-S48100ファームウェアアップデート( *・ω・)ノ

色々あって蓄電池1基のファームウェアをアップデートする事になりました(;´∀`)

というのも、3基購入した蓄電池のうち、1基だけが異常に充放電が進む為、15.36kWhの蓄電池容量があっても、6割程度しか使用できず、1週間程メーカーと色々検証したりやり取りをしていました。

そのうち、ファームウェアのバージョンが違う事が判明し、メーカーから書換ソフトとファームウェアデータの提供を受けました…

まぁファームウェアの更新したところで、直らないだろうとは思っていますが…

 

↓ 蓄電池No1 Ver1.2.3
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↓ 蓄電池No2 Ver1.2.8
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↓ 蓄電池No3 Ver1.2.8
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※SOCが1桁になっているのは、蓄電池No.1の異常低下により影響を受けた2基も異常低下したからです。

 

まず、提供されたファイルは、

 

・48V BMS upgate(ENG ver).pdf

 英文、ファームウェア書換手順説明

 ※Updateの間違いでは?とツッコミを入れたいです…

・SR-HES16S48V100LT48A-V1.2.8.bin

 ファームウェア(バージョン1.2.8)

 ※SR⇒SRNE、HES⇒モデル型式?、16S48V⇒16直列48V、100⇒100Ah、LT48A⇒?、V1.2.8⇒バージョン1.2.8

・电池上位机.rar

 ファームウェア書換ソフト

※ネット上では提供されていないソフトで、メーカーの蓄電池検査ソフトのようです

 

書換ソフトはネットで色々検索してみましたが、一般提供されておらず情報は全く無し。書換手順説明ファイルだけが頼りとなります。

 

まず、書換ソフトはRAR形式の圧縮ファイルなので、これを解凍する必要があります。

テキトーにRAR形式に対応した解凍ソフトを使用してRARファイルを解凍します。

 

解凍したら、フォルダ内にあるアプリケーションファイルを実行( *・ω・)ノ

あとは、手順通り進めるだけ…

 

…( ;´・ω・`)?

 

 

蓄電池にUSBケーブルを挿入してもソフト上で認識できず…(´д`|||)

 

色々弄っていたら、原因判明Σ( ゚Д゚)

 

BandRateが初期値19200となっており、コイツを9600にする事で、BAT-S48100を無事認識できました(*ノ´∀`*)ノ

 

↓ INFO画面:各BMS情報を確認できます

蓄電池と通信可能になると、各ステータスが表示されます。
Config画面を開き、パスワード888888)を入力する事で隠しメニューが表示されるので、後は手順通り進めていくだけですね。

 

↓ ファームウェア更新後

Beep音が鳴ったら書換完了なので、蓄電池の電源を再起動して、ファームウェアバージョンが変更されていることを確認できれば無事完了です(*ノ´∀`*)ノ

ちなみに、この書換ソフトは、メーカーで使用している検査ソフトらしく、かなり細かくBMSの内容を弄る事ができ、リアルタイムのデータをExcel形式で取得する事ができます。

 

ある意味、蓄電池の不具合のおかげで良いものを入手しました(*´艸`*)♪

 

↓ RS485で接続された蓄電池の情報が全て閲覧可能

Batterysystem項目では、蓄電池3基分のトータルデータが表示されています。

また、通信プロトコルの変更も可能

 

↓ パラメーター設定

PARAM画面を見れば蓄電池がどのような設定になっているか一目瞭然ですね。

・CELL_Vol_Protect⇒セル単位での電圧設定

・PACK_Vol_Protect⇒パッケージ単位での電圧設定

※OV:OverVolt(過電圧)

※UV:UnderVolt(低電圧)

・Current_Protect⇒電流設定

・Temperature_Protect⇒温度設定

※CHG:Charge(充電)

※DISC:Discharge(放電)

※OC:Overcurrent(過電流)

※OT:OverTemperature(高温)

※UT:UnderTemperature(低温)

 

セル電圧2.9V~3.6V

パッケージ電圧48V~54V

充電電流~70A

放電電流~105A

充電温度0℃~50℃

放電温度-10℃~55℃

 

↓ Parallel Packet data strage(パケットデータ出力)でファイル化したデータ

データの内容は、温度や状態のステータス関係は今回省略してあり、主なデータは下記になります。

 

Pack:蓄電池ID(各蓄電池のディップSWで設定した番号になります)

DateTime:データ取得時間(現在は1000mSでデータ取得するように設定)

Group voltage:蓄電池の端子電圧

group current:蓄電池の充放電電流

SOC:蓄電池の残量割合

SOH:最大容量割合

full capacity:最大容量

remain capacity:使用可能容量

Cycles:サイクル数

Cell01~Cell16:各セル電圧

 

3並列設置して約1ヶ月になりますが、サイクル数に差が出ています。

蓄電池No1⇒16回

蓄電池No2、3⇒9回

 

ファームウェア更新後、再度SOC低下があったので、充電時の各蓄電池のデータをサンプリングしてみました。

↓ HYP4850U100-Hの設定 設定28:AC充電電流 5A⇒充電電流10A

蓄電池No1⇒49.72V、4.28A≒11.62Ω:最大セル電圧3.117V≒0.72Ω

蓄電池No2⇒49.73V、3.18A≒15.64Ω:最大セル電圧3.117V≒0.98Ω

蓄電池No3⇒49.70V、3.14A≒15.83Ω:最大セル電圧3.117V≒0.99Ω

計10.6A:電流差1.14A:セル当たりの抵抗差0.26Ω


↓ HYP4850U100-Hの設定 設定28:AC充電電流 10A⇒充電電流20A

蓄電池No1⇒51.16V、6.88A≒7.44Ω:最大セル電圧3.207V≒0.47Ω

蓄電池No2⇒51.14V、5.80A≒8.82Ω:最大セル電圧3.207V≒0.55Ω

蓄電池No3⇒51.10V、5.96A≒8.57Ω:最大セル電圧3.207V≒0.54Ω

計18.64A:電流差0.92A:セル当たりの抵抗差0.07Ω

 

↓ HYP4850U100-Hの設定 設定28:AC充電電流 15A⇒充電電流30A

蓄電池No1⇒51.42V、10.96A≒5.69Ω:最大セル電圧3.221V≒0.29Ω

蓄電池No2⇒51.45V、8.73A≒5.89Ω:最大セル電圧3.221V≒0.37Ω

蓄電池No3⇒51.38V、8.17A≒6.29Ω:最大セル電圧3.221V≒0.39Ω

計27.86A:電流差2.79A:セル当たりの抵抗差0.10Ω

 

測定のタイミングによっても電圧や電流は変動するので、正しい訳ではありませんが、

充電電流10A、20A、30Aでの各データを見てみると、

まず、10Aで充電した時よりも、20Aで充電した時の方が蓄電池間の充電電流差が小さくなっていました。しかし、30Aで充電した時は10Aや20Aで充電した時よりも倍以上大きくなっています。

 

電力供給源がハイブリッドインバーターなので、ハイブリッドインバーターを単電池と考え蓄電池を1つの抵抗として考えた場合、蓄電池の計測電圧と電流からセル単位の抵抗値が出るのかな?と思い計算してみました。

正式な内部抵抗の測定方法ではありませんが、大雑把な目安にはなるのかなと(;´∀`)

ただ、セル単位での抵抗差を見ると10Aで充電した時よりも、20Aや30Aで充電した時の方が抵抗差が小さくなっています。

どちらにしても、蓄電池No1の内部抵抗が小さいため他の蓄電池よりも、放電時は早く消費し、充電時は早く充電完了するように思います。

 

内部抵抗が小さい≒新しい電池という考えで良ければ、蓄電池No1が劣化すれば自然に揃ってくると言えますね…( ;´・ω・`)

 

昨夜から眠っていたネットブックPCを接続して、常時データサンプリングを行っています。


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⇑ Windows10でもソフトは一応動いていますが、CPUがシングルコアのAtomなので激遅で…サンプリングしているだけですが使用率100%です…(´д`|||)

 

ちなみに左に映っているのは、先日撤去したLFPバッテリー計12kWh分とハイブリッドインバーター3台で、ヤフオクへ出品しようか検討中…

動作状態はハイブリッドインバーター3台、LFPバッテリー共に良好です( *・ω・)ノ

2階テラスに設置した440Wパネルが、現状で遊んでいる状態なので、ベランダに設置している使えないS〇KIYAのポータブル電源の代わりに、DIY用電源として使用してもいいかな…

 

DIY太陽光発電・再構築(;´∀`)その2

蓄電池用のブレーカーを本設置したいので、今回は制御盤の改造です。

とはいえ、予算が無いので3kW仕様のまま単相3線式(6kW)にするだけですけど(;´∀`)

 

まず、早朝からメイン分電盤の改修を行いました。

↓ メイン分電盤改修前
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左から

・電力会社サービスブレーカー60A

・主幹漏電ブレーカー3P50A

・制御盤送りブレーカー3P40A

・200Vブレーカー2P30A⇒200Vプラス盤へ送り

・200V用プラス盤4回路

エコキュートブレーカー2P20A(フリーボックス)

 

まず、出力はインバーターからの状態で、商用電源を遮断し作業に入ります。

※ここでは電気工事士の資格必須作業で、DIY的には主幹ブレーカー以降の改修となります。

※サービスブレーカーは電力会社の資産であり封印されている為、勝手に取付け取外しはできません。また、電気工事士ではなく計器工事資格のある者でないとスマートメーターやサービスブレーカーの工事はできません。つまり、DIYでは触っていけない物となります。当方は引込・計器工事有資格者ですが、ココでは趣味のDIY部分についてしか記載はしません。

 

メイン分電盤右横に設置していたエコキュート用のブレーカーをメイン分電盤内へ移設し、200V用のプラス盤をメイン分電盤右横へ移設。

主幹ブレーカー横へ3P60A切替開閉器を増設し、その横へ制御盤送りブレーカー3P50Aと発電主幹ブレーカー3P50Aを設置。

エコキュート用のブレーカーの下に200V用プラス盤送りブレーカー30Aを配置。

分電盤の大きさ的にはギリギリで、もう一回り大きいものを購入すればよかったと後悔してます( ;´・ω・`)

ブレーカーの配置が終わり次第、配線接続をしていきます。

 

↓ メイン分電盤改修後
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左から

・(上)エコキュートブレーカー2P20A

・(下)200Vブレーカー2P30A⇒200Vプラス盤へ送り

・電力会社サービスブレーカー60A

・主幹漏電ブレーカー3P50A

・商用発電切替開閉器3P60A

・制御盤送りブレーカー3P50A

・発電主幹ブレーカー3P50A

・200Vプラス盤4回路

現状が単相2線式分電盤×2と200V用のプラス盤の構成となっているので、今までハイブリッドインバーター出力から直接各分電盤へ配線していたものを切替開閉器二次側から分岐するように変更しました。

※配線接続時は全停電して作業です。

 

配線等に問題が無いことを確認したら、商用電源に手動切替し、復電。

制御盤送りブレーカーと発電主幹を遮断した状態で、いよいよ制御盤改修に入ります。

 

↓ 制御盤改修前

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とりあえずハイブリッドインバーターには蓄電池充電をさせた状況で制御盤内の機器を一旦全撤去( *・ω・)ノ

今回は3kW入出力のまま、ハイブリッドインバーターを外部制御できるように制御回路も改修して収容しています。

 

電磁接触器の定格が35Aなので、主幹ブレーカーは30Aに抑えています。

制御回路的には今まで同様で、L1とL2を分けて制御していたものを1つにまとめただけです。

 

ハイブリッドインバーターからのAC出力配線はCVD14sqに変更AC入力配線はバイパス出力をしないのでEM-EEF2.6-2cのままです。

 

色々やっているうちに日没となったので、ハイブリッドインバーターを停止させ、蓄電池を全て停止させて蓄電池ブレーカーを制御盤内へ移設します。

先にこれをやるべきでした(´д`|||)

 

↓ 制御盤改修後

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流石にHKIV38sqでもスペースが無いとキツいですね…

直流配線と交流配線を混触させたくないのでセパレーターで区切りたかったのですが、とりあえず制御回路は3kW用の仮設置なので…今回はこのままで(;´∀`)

 

今回制御回路を残したのは、ハイブリッドインバーターの待機電力を軽減する為です。

今までHF2430U60-100では、時間帯制御の為に外部制御をしていましたが、副産物として待機電力の低減がありました。

 

HYP4850U100-Hのタイムスロット機能を使用すれば、時間帯制御可能ですが、100W相当の待機電力があると1日で2.4kWhとかなり大きいですからね。

5.12kWhの蓄電池であれば半分が待機電力で消耗していることになります…(´д`|||)

その為、バイパス出力を使用せず商用電源を使用する時は外部で商用電力をバイパス出力し、ハイブリッドインバーターの機能をSmartEssで停止させて待機状態にする必要があります。

 

現状では、インバーター出力時間を9:00~17:00を基本として、翌日晴れ予報なら出力時間を調整し、蓄電池残量が60%以下になるように使用します。

今のところ我が家の太陽光発電能力(約3kW)では、自家消費無しでも15kWhの蓄電池を満充電できるかどうか程度の能力なので、今年はなるべく夜間充電しない運用方法に切り替える予定です。

 

DIY太陽光発電・再構築♪ヾ(*・∀・)ノ~その1

絶好の発電日和(*´ー`*)

なので日没からハイブリッドインバーター入れ替え作業をしました。

 

まず、壁を改修するためにL2用と200V用のハイブリッドインバーターと、蓄電池と収容ラックを撤去。

試験運用しているL1用HYP4850U100-Hは継続稼働。

 

前回の続きで、下地の12mmの構造用合板下地と仕上げの5mmのケイカル板を加工取付。

↓ 右側の壁をケイカル板で仕上後

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L2側のHYP4850U100-Hを設置し、各ケーブルを接続していきます。

 

L2側のソーラーパネル(70W×12枚⇒計840W)は、既に接続替えをし、HF2430S80-H側で運用していました。PV入力電圧132Vとなっており、開放電圧(Voc)は120V以上でクリアしているのですが、最大動作電圧(Vmp)が18.7Vの為MPPTで120V以下とならないように制御される為、出力制限されることが多いです。稀に800W超えします。

↓ L2側HYP4850U100-Hを設置後

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今回は日没からの作業の為、システム完全移行ではなく単なるハイブリッドインバーターの入替えのみになります(;´∀`)

制御盤をそのまま使用するので、入出力は30Aブレーカーにより3kWのままに制限されます。その為、配線はまだEM-EEF2.6-2cのまま流用なので、ごちゃごちゃしてます。

蓄電池ケーブルは制御盤までの長さしか無いので…仮に設置しているブレーカー設置板まで空中配線となってしまいました(´д`|||)

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⇑ 訳あって、色違いのHYP4850U100-H(´д`|||)

L1はアイボリーで、L2はホワイト…

相変わらず38sqを挿入するには無理のある配線口…

配線の色分けを入念にチェックし、電源投入~♪

↓ 電源投入後

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次は、いよいよ2台のシンクロです( *・ω・)ノ

ハイブリッドインバーターStandbyの状態で設定変更する必要があるので、電源投入後すぐに設定に入ります。

2台のハイブリッドインバーターをシンクロさせる為、設定35を変更します。

単相2線式

SIG⇒単独

PAL⇒並列

単相3線式

2P0⇒L1

2P1⇒L2(位相120度)×1.732⇒208V

2P2⇒L2(位相180度)×2⇒240V

・三相3線式

3P1⇒R

3P2⇒S

3P3⇒T

 

単相3線式にする為、2P0と2P1に設定します。

↓ L1の表示を確認
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↓ L2の表示を確認

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ただ、シンクロしていても計測精度の誤差で蓄電池電圧に0.2Vの誤差が…( ;´・ω・`)

 

さて、200Vは作られているのでしょうか?

 

↓ L1側 100.8V
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↓ L2側 100.9V

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さて、本命の200Vは?・・・

 

 

 

 

 

L1、L2 125.5V…( ´;゚;∀;゚;)

 

 

 

 

 

何故かお解りでしょうか?

※ヒントはハイブリッドインバーターLCD表示にあります。

 

 

我が家は、蓄電池充電時以外ではAC入力を遮断する為、2台のN相が接続されていません。

原則的に2台のN相を同相とする必要があるので、商用入力のN相を遮断しないようにするか、電気的にN相同士を接続する必要があります。

 

AC入力制御用電磁接触器の二次側のN相同士を短絡させて、電圧を再確認…

 

今度こそ200V~・・・

 

L1、L2 172.6V…(´д`|||)

 

 

これはマニュアル記載事項を理解すれば謎は解けます。

設定38の設定電圧×1.732⇒2P1

設定38の設定電圧×2⇒2P2

となるので、100V設定なら2P2で200Vということになります。

上記では2P1に設定していたので、100V×1.732⇒173Vとなっていました。

ちなみに、設定35の設定変更後は1度ハイブリッドインバーターを再起動しないと変更されません。

また、設定30のRS485アドレスはID2に自動的に設定されます。

 

というわけで、設定35を2P2に設定してL2側のHYP4850U100-Hを再起動します。


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無事200V出力完了(*ノ´∀`*)ノ♪

 

シンクロ設定後は設定パラメーターも、運転動作もシンクロするので、基本的には片側の設定変更だけすれば問題は無いです。