蓄電池用のブレーカーを本設置したいので、今回は制御盤の改造です。
とはいえ、予算が無いので3kW仕様のまま単相3線式(6kW)にするだけですけど(;´∀`)
まず、早朝からメイン分電盤の改修を行いました。
↓ メイン分電盤改修前
左から
・電力会社サービスブレーカー60A
・主幹漏電ブレーカー3P50A
・制御盤送りブレーカー3P40A
・200Vブレーカー2P30A⇒200Vプラス盤へ送り
・200V用プラス盤4回路
まず、出力はインバーターからの状態で、商用電源を遮断し作業に入ります。
※ここでは電気工事士の資格必須作業で、DIY的には主幹ブレーカー以降の改修となります。
※サービスブレーカーは電力会社の資産であり封印されている為、勝手に取付け取外しはできません。また、電気工事士ではなく計器工事資格のある者でないとスマートメーターやサービスブレーカーの工事はできません。つまり、DIYでは触っていけない物となります。当方は引込・計器工事有資格者ですが、ココでは趣味のDIY部分についてしか記載はしません。
メイン分電盤右横に設置していたエコキュート用のブレーカーをメイン分電盤内へ移設し、200V用のプラス盤をメイン分電盤右横へ移設。
主幹ブレーカー横へ3P60A切替開閉器を増設し、その横へ制御盤送りブレーカー3P50Aと発電主幹ブレーカー3P50Aを設置。
エコキュート用のブレーカーの下に200V用プラス盤送りブレーカー30Aを配置。
分電盤の大きさ的にはギリギリで、もう一回り大きいものを購入すればよかったと後悔してます( ;´・ω・`)
ブレーカーの配置が終わり次第、配線接続をしていきます。
↓ メイン分電盤改修後
左から
・(上)エコキュートブレーカー2P20A
・(下)200Vブレーカー2P30A⇒200Vプラス盤へ送り
・電力会社サービスブレーカー60A
・主幹漏電ブレーカー3P50A
・商用発電切替開閉器3P60A
・制御盤送りブレーカー3P50A
・発電主幹ブレーカー3P50A
・200Vプラス盤4回路
現状が単相2線式分電盤×2と200V用のプラス盤の構成となっているので、今までハイブリッドインバーター出力から直接各分電盤へ配線していたものを切替開閉器二次側から分岐するように変更しました。
※配線接続時は全停電して作業です。
配線等に問題が無いことを確認したら、商用電源に手動切替し、復電。
制御盤送りブレーカーと発電主幹を遮断した状態で、いよいよ制御盤改修に入ります。
↓ 制御盤改修前
とりあえずハイブリッドインバーターには蓄電池充電をさせた状況で制御盤内の機器を一旦全撤去( *・ω・)ノ
今回は3kW入出力のまま、ハイブリッドインバーターを外部制御できるように制御回路も改修して収容しています。
電磁接触器の定格が35Aなので、主幹ブレーカーは30Aに抑えています。
制御回路的には今まで同様で、L1とL2を分けて制御していたものを1つにまとめただけです。
ハイブリッドインバーターからのAC出力配線はCVD14sqに変更。AC入力配線はバイパス出力をしないのでEM-EEF2.6-2cのままです。
色々やっているうちに日没となったので、ハイブリッドインバーターを停止させ、蓄電池を全て停止させて蓄電池ブレーカーを制御盤内へ移設します。
先にこれをやるべきでした(´д`|||)
↓ 制御盤改修後
流石にHKIV38sqでもスペースが無いとキツいですね…
直流配線と交流配線を混触させたくないのでセパレーターで区切りたかったのですが、とりあえず制御回路は3kW用の仮設置なので…今回はこのままで(;´∀`)
今回制御回路を残したのは、ハイブリッドインバーターの待機電力を軽減する為です。
今までHF2430U60-100では、時間帯制御の為に外部制御をしていましたが、副産物として待機電力の低減がありました。
HYP4850U100-Hのタイムスロット機能を使用すれば、時間帯制御可能ですが、100W相当の待機電力があると1日で2.4kWhとかなり大きいですからね。
5.12kWhの蓄電池であれば半分が待機電力で消耗していることになります…(´д`|||)
その為、バイパス出力を使用せず商用電源を使用する時は外部で商用電力をバイパス出力し、ハイブリッドインバーターの機能をSmartEssで停止させて待機状態にする必要があります。
現状では、インバーター出力時間を9:00~17:00を基本として、翌日晴れ予報なら出力時間を調整し、蓄電池残量が60%以下になるように使用します。
今のところ我が家の太陽光発電能力(約3kW)では、自家消費無しでも15kWhの蓄電池を満充電できるかどうか程度の能力なので、今年はなるべく夜間充電しない運用方法に切り替える予定です。