絶好の発電日和(*´ー`*)
なので日没からハイブリッドインバーター入れ替え作業をしました。
まず、壁を改修するためにL2用と200V用のハイブリッドインバーターと、蓄電池と収容ラックを撤去。
試験運用しているL1用HYP4850U100-Hは継続稼働。
前回の続きで、下地の12mmの構造用合板下地と仕上げの5mmのケイカル板を加工取付。
↓ 右側の壁をケイカル板で仕上後
L2側のHYP4850U100-Hを設置し、各ケーブルを接続していきます。
L2側のソーラーパネル(70W×12枚⇒計840W)は、既に接続替えをし、HF2430S80-H側で運用していました。PV入力電圧132Vとなっており、開放電圧(Voc)は120V以上でクリアしているのですが、最大動作電圧(Vmp)が18.7Vの為MPPTで120V以下とならないように制御される為、出力制限されることが多いです。稀に800W超えします。
↓ L2側HYP4850U100-Hを設置後
今回は日没からの作業の為、システム完全移行ではなく単なるハイブリッドインバーターの入替えのみになります(;´∀`)
制御盤をそのまま使用するので、入出力は30Aブレーカーにより3kWのままに制限されます。その為、配線はまだEM-EEF2.6-2cのまま流用なので、ごちゃごちゃしてます。
蓄電池ケーブルは制御盤までの長さしか無いので…仮に設置しているブレーカー設置板まで空中配線となってしまいました(´д`|||)
⇑ 訳あって、色違いのHYP4850U100-H(´д`|||)
L1はアイボリーで、L2はホワイト…
相変わらず38sqを挿入するには無理のある配線口…
配線の色分けを入念にチェックし、電源投入~♪
↓ 電源投入後
次は、いよいよ2台のシンクロです( *・ω・)ノ
ハイブリッドインバーターがStandbyの状態で設定変更する必要があるので、電源投入後すぐに設定に入ります。
2台のハイブリッドインバーターをシンクロさせる為、設定35を変更します。
SIG⇒単独
PAL⇒並列
2P0⇒L1
2P1⇒L2(位相120度)×1.732⇒208V
2P2⇒L2(位相180度)×2⇒240V
・三相3線式
3P1⇒R
3P2⇒S
3P3⇒T
単相3線式にする為、2P0と2P1に設定します。
↓ L1の表示を確認
↓ L2の表示を確認
ただ、シンクロしていても計測精度の誤差で蓄電池電圧に0.2Vの誤差が…( ;´・ω・`)
さて、200Vは作られているのでしょうか?
↓ L1側 100.8V
↓ L2側 100.9V
さて、本命の200Vは?・・・
L1、L2 125.5V…( ´;゚;∀;゚;)
何故かお解りでしょうか?
我が家は、蓄電池充電時以外ではAC入力を遮断する為、2台のN相が接続されていません。
原則的に2台のN相を同相とする必要があるので、商用入力のN相を遮断しないようにするか、電気的にN相同士を接続する必要があります。
AC入力制御用電磁接触器の二次側のN相同士を短絡させて、電圧を再確認…
今度こそ200V~・・・
L1、L2 172.6V…(´д`|||)
これはマニュアル記載事項を理解すれば謎は解けます。
設定38の設定電圧×1.732⇒2P1
設定38の設定電圧×2⇒2P2
となるので、100V設定なら2P2で200Vということになります。
上記では2P1に設定していたので、100V×1.732⇒173Vとなっていました。
ちなみに、設定35の設定変更後は1度ハイブリッドインバーターを再起動しないと変更されません。
また、設定30のRS485アドレスはID2に自動的に設定されます。
というわけで、設定35を2P2に設定してL2側のHYP4850U100-Hを再起動します。
無事200V出力完了(*ノ´∀`*)ノ♪
シンクロ設定後は設定パラメーターも、運転動作もシンクロするので、基本的には片側の設定変更だけすれば問題は無いです。