SRNE系ハイブリッドインバーターは設定Noが統一されているようなので、他の機種でも基本的に設定は同じと思ってよいです。
HYP系の場合は、シンクロする為に1台ずつ同じ設定にしてから起動する必要があるので覚書です。
日本語マニュアルが無いので…翻訳するのがめんどくさいです(´д`|||)
補足
設定04 HF2430U60-100での現状設定24.6V
設定05 HF2430U60-100での現状設定27.6V
補足
設定08 BAT-S48100の製品紹介にハイブリッドインバーターの設定をGELで設定するように記載がありますが、その意図は不明なのでLFP16で設定
設定09 HF2430U60-100での現状設定28.4V
補足
設定12 HF2430U60-100での現状設定24.4V
設定14 HF2430U60-100での現状設定24.8V※低電圧基準値設定
設定15 HF2430U60-100での現状設定24.2V
補足
設定16~設定21 はリチウムイオン蓄電池なので無効
補足
設定31 HYP同期設定:単相三線式→2P0
設定32 蓄電池同期設定:485
設定33 蓄電池通信設定:WOW
補足
設定34 TOGRIDで逆潮流します。この機能は使用不可。
TOLOADで蓄電池無しでも太陽光発電出力が可能です。
通常使用ではDisableです。
設定35 HF2430U60-100での現状設定26V
設定37 HF2430U60-100での現状設定26.8V
設定38 100Vモデルなので100/105/110/120Vです※誤記載注意
設定39 充電電流制限方式:蓄電池のBMSで制御
補足
設定40~設定46 はAC充電時間帯の設定
設定47~設定53 は蓄電池放電時間帯の設定
設定54~設定55 は現在日時設定(HF2430U60-100では、PCからiPowerでするしかなかったです)
設定58~設定62 はSOCによって充放電管理をする設定でBMSと同期している場合のみ
※現在使用中のHF2430U60-100の設定を基にしています。
バッテリー設定について
BAT-S48100はLFP(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)16セルです。
Lvyuanの製品ページで設定08をGELで設定するように促されていますが…
現状の運用状況から考えると、過放電し過ぎるのでは?と思います。
↑ 何故か設定08をGELで設定するように記載しています。
BAT-S48100は、DOD80%で6000サイクルなので、暫くは70%程度の運用で使用したいと思います。
現状が12.8kWhで95%くらいの運用をしているので12.16kWh
15.36kWhで70%だと10.75kWhなので、現状よりも2kWh少なくなります。
真夏と真冬は電力使用量が増えるので80%くらいの運用になる可能性もありますが、天候に恵まれれば70%でも充分可能と思うので、なるべくハイブリッドインバーターの機能だけで運用してみたいと思います。
設定34について
HF系には無かった機能で、SRNEのASF系やLvyuanのSPI系の単相三線式ハイブリッドインバーターに実装されている機能ですが、HYPにも実装されています。
・ToGRID
こちらの機能を設定すると逆潮流が可能となっています。原理的にはマイクロインバーターと同じで、認定品ではないので系統連係は認められません。原則的に系統への逆潮流は禁止です。
ただし、停電時に系統から切り離してこの機能を有効にすれば、このハイブリッドインバーターは家庭用蓄電池と同じように機能するので、住宅太陽光発電設備(売電型パワコン)に電源供給が行え、ハイブリッド運用も可能になると思います。
またV2Hの導入には系統接続するしか方法が無い(非連携は単相2線式の為却下)のでHF系ハイブリッドインバーターへのV2H接続は不可でしたが、上記の考え方で停電時でもV2Hへハイブリッドインバーターの余剰電力が供給できることになり、オフグリッドV2Hも可能になると思います。
太陽光発電容量が多ければ、貯めるか売るかのどちらかの選択も視野に入れると良いですね。
あくまでも理論的な話です( *・ω・)ノ
・ToLOAD
こちらの機能もまた興味深いもので、例えば蓄電池が無くバイパス出力していても、太陽光発電からの電力を出力する機能です。
つまり、蓄電池無しで太陽光発電した電力を使用できるので、自家消費限定型の住宅太陽光と言えます。
蓄電池に不具合があっても単独機能できるという点で、HF系のハイブリッドインバーターよりも優れていると思います(*ノ´∀`*)ノ
タイムスロット機能についてはLvyuanのSPI系の日本語マニュアルを見た方が判りやすいです。
↓のページからダウンロード可能
LVYUAN 8KW単相三線式ハイブリッド インバーターlvyuan.jp
蓄電池のBMSとシンクロする事で、今までのように電圧による制御ではなく、SOCによる制御が可能となります。